流行りの車中泊ですがご家族で車中泊される方も多いと思います。
いくら広いハイエースといえど4人が車内で寝るとなるとレイアウトをよく考えねばなりません。
二人までの車中泊であれば荷室スペースにベッドキットなどがあれば快適に過ごせますが3人、4人となると荷室スペース以外の寝る場所の確保が必要になります。
今回はお子さんが大きくなってきて寝る場所ないけど、どうしよう?という悩みが解決できる内容になっています。
結論を先に言うと二段ベットを作成する、もしくは購入する
セカンドシートを倒して荷室長3000㎜をフルに使う方法があります。
いろいろな方法があるなかで予算を抑えて快適に過ごせる方法をご紹介したいと思います。
ハイエースの車中泊は何人が快適に寝ることができるの?
ハイエースは購入時の形態で使い勝手が変わる自動車です。
見た目はハイエースでも中身はゴリゴリのキャンピングカーでトイレや調理スペースまで設けられているクルマも存在します。
キャンピング仕様のハイエースは車中泊には最高に適していますが普段使いには少し難があり、購入費用も装備内容にもよりますが500~600万以上します。
一般的にはノーマル仕様で購入して荷室スペースにベッドキットを乗せて使われるのがオーソドックスな使われ方だと思います。
一般的なベットキットのサイズは以下のサイズでワイドボディーでも長さに差はありません。
長さ | 横幅 | |
標準ボディーサイズ | 1850㎜ | 1500㎜ |
ワイドサイズ | 1850㎜ | 1700㎜ |
標準ボディーサイズでも横幅が1500㎜なのでダブルサイズのベッドより若干大きいサイズです。
大人二人が余裕で寝れて小さい子供なら川の字で三人が何とか寝られるサイズですね。
これが四人で快適に寝るとなるとその他の就寝スペースを作る必要が出てきます。
ベットキットは荷室スペースに設置するので邪魔にもならず設置したままにできる便利なベッドです。
一般的にハイエースで快適に寝ることが出来るのは3人だと思います。
ハイエースの車中泊で4人寝る為のスペース確保の方法は?
ハイエースの就寝スペースを確保する方法はいくつかあります。
1. ハイエースのセカンドシートをREVOシートに取替
- このREVOシートはセカンドシートを丸々交換するのですがシート自体がそのままベッドとして使う事が出来ます。
- 運転席、助手席の後ろからずっとベッドスペースとして使うことができます。
- 標準仕様、ワイド仕様ともに長さ3000㎜のベッドが完成します。
- ただしこのREVOシートはかなり高額で陸運支局にシート変更の申請をしないといけない為、80万ぐらいの費用が掛かると言われています。
2. 運転席、助手席をフラットに改造
- 運転席、助手席のシートを背もたれ側に完全に倒して板などを設置する方法です。
- フラットにして就寝スペースを確保すると長さ1700㎜の幅が550㎜確保できます。
- 少し狭いので寝返りが打てないのがデリメットです。
3. 2段ベッドの作成または購入
- ショップでは2段ベットなる物も販売されています。
- もしくは自分でイレクターパイプなどで自作される方もいます。
- ハイエースの荷台で2段ベットを組むとベッドの上で座ることは出来なくなります。
- 寝る時だけ天板をセットする様にすれば良いかもしれません。
4. セカンドシート部分をフラット化
- セカンドシートを倒して荷室長3000㎜をフルに使う方法です。
- 今回は荷室のベッドキットは作成済みの為、セカンドシートをフラット化しました。
- シートを平らにしても隙間が空いてしまうのでイレクターパイプで足を作成しました。
荷室のベッドキット作成はこちらみてください。
セカンドシート部分をフラット化する二つの方法
まずセカンドシートの背もたれを前に倒すとシートのれもたれ部分は真っ平に見えますが実はゴツゴツしています。
セカンドシートを前に倒してその上に寝ようとしても背もたれ部分のスプリングや骨組みが当たって痛くて全く寝られません。
これを解消してくれるのがユーアイビーグルから販売されているセカンドシートバックパネルです。
どんなものかと言うと板切れと20㎜のマットのセットの構成でセカンドシートの背もたれ部分に挟み込んで平らにしてくれる商品です。
金額は17600円で板が大きいので配送は個人宅配送不可となっています。
結構なお値段なので今回も自作しちゃいます。
セカンドシートバックパネル作成方法
ホームセンターでコンパネ一枚購入
大きさを1200×500㎜でカットします。
ウレタンチップを1200×500㎜で購入。二分割でもOKです。
カットしたコンパネを紙やすりでつるつるに磨いて購入したウレタンチップを両面テープでコンパネの表面に貼り付けます。
セカンドシートを倒した状態でクルマの後方から背もたれの付け根を見るとファスナーがあります。
このファスナーが曲者で引っ掛からないように逆さまについています。開けにくいですが安全ピンなどをファスナーの引き手に引っ掛けて引っ張ると外しやすいです。
ファスナーが開いたらコンパネを背もたれの中に挟み込みます。
コンパネを入れ終わったらファスナーを閉じて終了となりますが・・・。
このファスナーがかなり厄介なので先ほどの安全ピンもしくは針金などをファスナーの引き手に通してペンチなどでつかみ閉めましょう。
以上でセカンドシートのバックパネルがフラットに出来ました。
セカンドシートから運転席、助手席までのスペースをフラット化
セカンドシート前端部から運転席・助手席の後端部まで約600㎜あります。
このスペースも就寝スペースにしたい為にイレクターパイプで4脚のテーブルのような物を作成しました。
縦600㎜×横幅1650㎜の大きさで足は6脚です。
足の長さはステップ部、フロア部、エンジンカバー部とそれぞれセカンドシートの高さに合うように高さを変えています。
足には長さを微調整できるパイプアジャスターを付けています。
天板には560㎜×785㎜の板を二枚用意して使用時にのみ乗せて使用しています。
就寝時にサッと出してセットできるのでそんなに苦にもならず使用することが出来ます。
ハイエース車中泊4人は快適に寝れるまとめ
ハイエースでの車中泊で家族4人が快適に就寝する方法は
二段ベットを作成する、もしくは購入する
セカンドシートを倒して荷室長3000㎜をフルに使う方法です。
のいずれかになると思います。
二段ベットは大人が広々ゆったり寝ることが出来る一方で車内での食事などのスペースがなくなってしまうデメリットがあります。
セカンドシートを倒して荷室長をめいいっぱいに使う方法はゆったりではないですが、なんとか4人が安眠できるスペースは確保することが出来ます。
こちらの場合のデメリットは就寝時にフラットにする為に、台座をセットしたりマットをひいたりなどと設置に手間がかかる事です。
今回、後者の方法を選んだのは、二段ベッドを作成する手間と費用を考えると簡単だったからです。
費用も1万円ほどで一日で作成できましたので良かったら皆さんも自作してみてはいかがでしょうか?
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