【完全版】ハイエース200系のオイル交換はいくら?交換時期・オイル量・おすすめ粘度を徹底解説
こんにちは、車いじりが好きな中年ブロガーのブーブーです。
ハイエースはエンジンが丈夫なことで有名ですが、その性能を長く保つためには定期的なオイル交換が必須です。
ただ、調べてみると「交換時期」「オイル量」「粘度」「費用の相場」など、情報がバラバラで迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、ハイエース歴の長い筆者の経験と、公式情報をもとに、以下のポイントをわかりやすくまとめました。
- 交換時期の目安(距離・期間)
- ガソリン / ディーゼルごとのオイル量
- オイル粘度の違い(0W-20・5W-30・DL-1など)
- 交換費用の相場と“最安で済ませる方法”
- DIYでもできる?必要工具と注意点
- フィルター交換は何回に1度?
ハイエースのオイル交換を失敗せず、最適なタイミングで行えるよう、しっかり解説していきます。
Contents
- 1 ハイエース200系のオイル交換時期はどれくらい?
- 2 交換時期の“危険なサイン”
- 3 ハイエースのオイル量(エンジン型式別)
- 4 ハイエースに最適なオイル粘度と規格は?
- 5 結局どれを選べばいい?(用途別の最適オイル)
- 6 オイル交換の費用はいくら?(店舗別の相場)
- 7 フィルター交換のタイミングは?
- 8 ハイエースはDIYオイル交換できる?
- 9 DIYで必要な工具(初心者向け)
- 10 DIY手順(下抜きの場合)
- 11 上抜き(オイルチェンジャー)は使っていい?
- 12 よくある質問(Q&A)
- 13 ハイエースのオイル交換に関連するおすすめ記事
- 14 まとめ|ハイエースのオイル交換は“早め・適正量・正しい粘度”が長持ちのコツ
ハイエース200系のオイル交換時期はどれくらい?
まずは交換時期から。
ハイエースのオイル交換の目安は以下です。
● ガソリン(1TR)
- 5,000kmごと
- または6ヶ月ごと
● ディーゼル(1KD / 1GD)
- 7,500kmごと
- または6ヶ月ごと
※ ただし、以下の使い方をしている場合は早めの交換(3,000〜5,000km)が推奨です。
- 短距離走行ばかり
- アイドリングが長い(冷房を入れたまま停車)
- 重い荷物を積むことが多い
- 山道や高速をよく走る
交換時期の“危険なサイン”
オイル交換が遅れてくると、以下の症状が出始めます。
- エンジン音が大きくなる
- アイドリングが不安定
- アクセルの反応が鈍い
- エンジンの吹けが重い
- オイル量の減りが早い
この段階まで来るとエンジン内部に負荷がかかりやすいため、早めの交換が安全です。
ハイエースのオイル量(エンジン型式別)
200系ハイエースには複数のエンジンがあり、オイル量も変わります。
● ガソリン(1TR-FE.2TR-FE)
- オイル交換のみ:約5.0L
- フィルター同時交換:約5.5L
- 2015年1月以降は以下です。
- オイル交換のみ:約4.9L
- フィルター同時交換:約5.3L
● ディーゼル 1KD-FTV(旧型)
- オイル交換のみ:約5.0L
- フィルター同時交換:約5.2L
- 2010年7月以降
- オイル交換のみ:約6.6L
- フィルター同時交換:6.8L(4WDターボは7.0L)
● ディーゼル 1GD-FTV(現行)
- オイル交換のみ:約5.5L
- フィルター同時交換:約6.1L
ディーゼル車はガソリン車に比べて大容量のオイルが必要です。
※ 仕様・モデル・年式差があるため、必ず現車で確認してください。
正確な量を知るには、以下の確認が確実です。
- 取扱説明書
- ボンネット内のサービスラベル
- ディーラーまたは整備工場での整備書
● ディーゼル(1KD / 1GD)
ディーゼルエンジンはガソリンより必要オイル量が多く、
型式や年式によって仕様が異なります。
- 1KD-FTV:年式によって**
ハイエースに最適なオイル粘度と規格は?
ハイエースに入れるべきオイルは、ガソリン車とディーゼル車で推奨規格が異なります。
● ガソリン(1TR-FE)
- 0W-20 または 5W-30
- API SN 以上推奨
街乗り中心なら燃費が良い「0W-20」、
荷物をよく積む・山道が多い・夏場の使用が多い方は5W-30の方が安心です。
● ディーゼル(1KD / 1GD)
- DL-1(最新はDL-1相当)
- 粘度:5W-30 または 0W-30
DPF装着車は必ず「DL-1」規格を守る必要があります。
間違ったオイルを入れるとDPF詰まりや異常の原因になるので注意してください。
結局どれを選べばいい?(用途別の最適オイル)
● 街乗りメイン
- ガソリン:0W-20
● 重い荷物・長距離・坂道が多い
- ガソリン:5W-30
● ディーゼル全般
- DL-1(0W-30 or 5W-30)
ハイエースは荷物や車中泊装備で重くなるため、
“やや硬め(5W-30)”を選ぶ人が多いです。
オイル交換の費用はいくら?(店舗別の相場)
ハイエースはオイル量が多いため、車種の中でも交換費用はやや高めです。
● ディーラー
- ガソリン:8,000〜13,000円
- ディーゼル:12,000〜18,000円
● カー用品店(オートバックス等)
- ガソリン:6,000〜10,000円
- ディーゼル:9,000〜15,000円
● ガソリンスタンド
- ガソリン:5,000〜8,000円
- ディーゼル:8,000〜13,000円
● 自分で交換(DIY)
- ガソリン:3,000〜6,000円
- ディーゼル:5,000〜10,000円
※ 金額は使用するオイルのグレードで大きく変わります。
フィルター交換のタイミングは?
オイルフィルターは毎回交換する必要はありません。
- フィルター交換:10,000kmごと
- またはオイル2回につき1回
ただしディーゼル車はススが多く出るため、
7,500kmごと(毎回)交換している人も多いです。
ハイエースはDIYオイル交換できる?
結論:できます。しかも比較的簡単です。
ハイエースは車高が高いので、ジャッキアップしなくてもそのまま潜って作業できるため、
軽自動車や乗用車よりDIY難易度は低めです。
ただし以下の注意点があります。
- ドレンボルトを締めすぎない(規定トルクを守る)
- オイルパンのネジ山を傷めない
- こぼれたオイルをしっかり拭き取る
- 使用したオイルは必ず廃油処理パックで処分
DIYで必要な工具(初心者向け)
- 17mmメガネ or ソケットレンチ(ドレンボルト用)
- オイル処理パック
- オイルジョッキ
- 新品オイル
- 新品エレメント(交換する場合)
- ウエス
- ゴム手袋
あれば便利:
- トルクレンチ(ドレンボルト締め付けに最適)
- パーツクリーナー(オイル拭き取り用)
DIY手順(下抜きの場合)
- エンジンを2〜3分暖気してオイルを柔らかくする
- オイルパン下に廃油パックをセット
- ドレンボルトを外してオイルを抜く
- フィルターを交換する場合は専用レンチで外す
- 規定量の新品オイルを入れる
- エンジンを始動して漏れ確認
- レベルゲージで量をチェックして微調整
ハイエースはオイル量が多いため、
一度に全部入れず4L → 様子を見て追い足しが失敗しないコツです。
上抜き(オイルチェンジャー)は使っていい?
ハイエースでの上抜きは可能ですが、
下抜きより抜け残りが多くなることがあるため、エンジンを大切にしたい人は下抜きがおすすめです。
ただし、カスタムでスキッドプレートを付けている人や、
DIY初心者は上抜きの方が楽な場合もあります。
よくある質問(Q&A)
Q1:オイル交換をサボるとどうなる?
以下のトラブルが起こりやすくなります。
- エンジン内部の摩耗が進む
- 燃費悪化
- 加速が重くなる
- 最悪の場合、焼き付きのリスク
特にハイエースは重い荷物+長距離が多いので、早めの交換が安心です。
Q2:メーカー推奨より早めに交換してもいい?
問題ありません。むしろ短距離メインの人は早めがおすすめです。
Q3:オイルの減りが早いのは故障?
必ずしも故障ではなく、
- オイルの粘度が柔らかすぎる
- 高負荷走行が多い
- 長距離・高速の連続
などが原因のことが多いです。
ただし目視で減りが早すぎる場合は一度点検が安心です。
Q4:フィルターは毎回交換しないとダメ?
ガソリン車は オイル交換2回に1回 でOK。
ディーゼル車はススが多いので 毎回交換する人も多い です。
Q5:どこで交換するのが安い?
もっとも安いのは DIY ですが、
店舗では ガソリンスタンド>カー用品店>ディーラー の順で安い傾向です。
こちらの記事も参考になります:
ハイエースのオイル交換に関連するおすすめ記事
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まとめ|ハイエースのオイル交換は“早め・適正量・正しい粘度”が長持ちのコツ
ハイエースは商用車としても人気で、重い荷物や長距離走行が多いため、
エンジンオイルの管理が車の寿命に直結します。
この記事のポイントをまとめると:
- 交換時期はガソリン5,000km / ディーゼル7,500kmが目安
- 1TRのオイル量は年式で「5.0L前後 / 5.3L前後」に分かれる
- ガソリン:0W-20 or 5W-30
- ディーゼル:DL-1(0W-30 / 5W-30)
- DIYでも交換可能(ジャッキ不要)
- フィルターはオイル2回につき1回が目安
特にハイエースは“重い・走る・アイドリング時間が長い”という特性上、
早めの交換が一番安心です。
エンジンの調子が良くなり、燃費や静粛性も改善するので、
ぜひあなたのハイエースでも定期的な交換を心がけてみてください。

