【完全版】ハイエース200系のオイル交換はいくら?交換時期・オイル量・おすすめ粘度を徹底解説

こんにちは、車いじりが好きな中年ブロガーのブーブーです。

ハイエースはエンジンが丈夫なことで有名ですが、その性能を長く保つためには定期的なオイル交換が必須です。

ただ、調べてみると「交換時期」「オイル量」「粘度」「費用の相場」など、情報がバラバラで迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、ハイエース歴の長い筆者の経験と、公式情報をもとに、以下のポイントをわかりやすくまとめました。

  • 交換時期の目安(距離・期間)
  • ガソリン / ディーゼルごとのオイル量
  • オイル粘度の違い(0W-20・5W-30・DL-1など)
  • 交換費用の相場と“最安で済ませる方法”
  • DIYでもできる?必要工具と注意点
  • フィルター交換は何回に1度?

ハイエースのオイル交換を失敗せず、最適なタイミングで行えるよう、しっかり解説していきます。


Contents

ハイエース200系のオイル交換時期はどれくらい?

まずは交換時期から。
ハイエースのオイル交換の目安は以下です。

● ガソリン(1TR)

  • 5,000kmごと
  • または6ヶ月ごと

● ディーゼル(1KD / 1GD)

  • 7,500kmごと
  • または6ヶ月ごと

※ ただし、以下の使い方をしている場合は早めの交換(3,000〜5,000km)が推奨です。

  • 短距離走行ばかり
  • アイドリングが長い(冷房を入れたまま停車)
  • 重い荷物を積むことが多い
  • 山道や高速をよく走る

交換時期の“危険なサイン”

オイル交換が遅れてくると、以下の症状が出始めます。

  • エンジン音が大きくなる
  • アイドリングが不安定
  • アクセルの反応が鈍い
  • エンジンの吹けが重い
  • オイル量の減りが早い

この段階まで来るとエンジン内部に負荷がかかりやすいため、早めの交換が安全です。


ハイエースのオイル量(エンジン型式別)

200系ハイエースには複数のエンジンがあり、オイル量も変わります。

● ガソリン(1TR-FE.2TR-FE)

  • オイル交換のみ:約5.0L
  • フィルター同時交換:約5.5L
  • 2015年1月以降は以下です。
  • オイル交換のみ:約4.9L
  • フィルター同時交換:約5.3L

● ディーゼル 1KD-FTV(旧型)

  • オイル交換のみ:約5.0L
  • フィルター同時交換:約5.2L
  • 2010年7月以降
  • オイル交換のみ:約6.6L
  • フィルター同時交換:6.8L(4WDターボは7.0L)

● ディーゼル 1GD-FTV(現行)

  • オイル交換のみ:約5.5L
  • フィルター同時交換:約6.1L

ディーゼル車はガソリン車に比べて大容量のオイルが必要です。

※ 仕様・モデル・年式差があるため、必ず現車で確認してください。

正確な量を知るには、以下の確認が確実です。

  • 取扱説明書
  • ボンネット内のサービスラベル
  • ディーラーまたは整備工場での整備書

● ディーゼル(1KD / 1GD)

ディーゼルエンジンはガソリンより必要オイル量が多く、
型式や年式によって仕様が異なります。

  • 1KD-FTV:年式によって**

ハイエースに最適なオイル粘度と規格は?

ハイエースに入れるべきオイルは、ガソリン車とディーゼル車で推奨規格が異なります。

● ガソリン(1TR-FE)

  • 0W-20 または 5W-30
  • API SN 以上推奨

街乗り中心なら燃費が良い「0W-20」、
荷物をよく積む・山道が多い・夏場の使用が多い方は5W-30の方が安心です。


● ディーゼル(1KD / 1GD)

  • DL-1(最新はDL-1相当)
  • 粘度:5W-30 または 0W-30

DPF装着車は必ず「DL-1」規格を守る必要があります。
間違ったオイルを入れるとDPF詰まりや異常の原因になるので注意してください。


結局どれを選べばいい?(用途別の最適オイル)

● 街乗りメイン

  • ガソリン:0W-20

● 重い荷物・長距離・坂道が多い

  • ガソリン:5W-30

● ディーゼル全般

  • DL-1(0W-30 or 5W-30)

ハイエースは荷物や車中泊装備で重くなるため、
“やや硬め(5W-30)”を選ぶ人が多いです。


オイル交換の費用はいくら?(店舗別の相場)

ハイエースはオイル量が多いため、車種の中でも交換費用はやや高めです。

● ディーラー

  • ガソリン:8,000〜13,000円
  • ディーゼル:12,000〜18,000円

● カー用品店(オートバックス等)

  • ガソリン:6,000〜10,000円
  • ディーゼル:9,000〜15,000円

● ガソリンスタンド

  • ガソリン:5,000〜8,000円
  • ディーゼル:8,000〜13,000円

● 自分で交換(DIY)

  • ガソリン:3,000〜6,000円
  • ディーゼル:5,000〜10,000円

※ 金額は使用するオイルのグレードで大きく変わります。


フィルター交換のタイミングは?

オイルフィルターは毎回交換する必要はありません。

  • フィルター交換:10,000kmごと
  • またはオイル2回につき1回

ただしディーゼル車はススが多く出るため、
7,500kmごと(毎回)交換している人も多いです。


ハイエースはDIYオイル交換できる?

結論:できます。しかも比較的簡単です。

ハイエースは車高が高いので、ジャッキアップしなくてもそのまま潜って作業できるため、
軽自動車や乗用車よりDIY難易度は低めです。

ただし以下の注意点があります。

  • ドレンボルトを締めすぎない(規定トルクを守る)
  • オイルパンのネジ山を傷めない
  • こぼれたオイルをしっかり拭き取る
  • 使用したオイルは必ず廃油処理パックで処分

DIYで必要な工具(初心者向け)

  • 17mmメガネ or ソケットレンチ(ドレンボルト用)
  • オイル処理パック
  • オイルジョッキ
  • 新品オイル
  • 新品エレメント(交換する場合)
  • ウエス
  • ゴム手袋

あれば便利:

  • トルクレンチ(ドレンボルト締め付けに最適)
  • パーツクリーナー(オイル拭き取り用)

DIY手順(下抜きの場合)

  1. エンジンを2〜3分暖気してオイルを柔らかくする
  2. オイルパン下に廃油パックをセット
  3. ドレンボルトを外してオイルを抜く
  4. フィルターを交換する場合は専用レンチで外す
  5. 規定量の新品オイルを入れる
  6. エンジンを始動して漏れ確認
  7. レベルゲージで量をチェックして微調整

ハイエースはオイル量が多いため、
一度に全部入れず4L → 様子を見て追い足しが失敗しないコツです。


上抜き(オイルチェンジャー)は使っていい?

ハイエースでの上抜きは可能ですが、
下抜きより抜け残りが多くなることがあるため、エンジンを大切にしたい人は下抜きがおすすめです。

ただし、カスタムでスキッドプレートを付けている人や、
DIY初心者は上抜きの方が楽な場合もあります。

よくある質問(Q&A)

Q1:オイル交換をサボるとどうなる?

以下のトラブルが起こりやすくなります。

  • エンジン内部の摩耗が進む
  • 燃費悪化
  • 加速が重くなる
  • 最悪の場合、焼き付きのリスク

特にハイエースは重い荷物+長距離が多いので、早めの交換が安心です。


Q2:メーカー推奨より早めに交換してもいい?

問題ありません。むしろ短距離メインの人は早めがおすすめです。


Q3:オイルの減りが早いのは故障?

必ずしも故障ではなく、

  • オイルの粘度が柔らかすぎる
  • 高負荷走行が多い
  • 長距離・高速の連続

などが原因のことが多いです。
ただし目視で減りが早すぎる場合は一度点検が安心です。


Q4:フィルターは毎回交換しないとダメ?

ガソリン車は オイル交換2回に1回 でOK。
ディーゼル車はススが多いので 毎回交換する人も多い です。


Q5:どこで交換するのが安い?

もっとも安いのは DIY ですが、
店舗では ガソリンスタンド>カー用品店>ディーラー の順で安い傾向です。

こちらの記事も参考になります:

ハイエースのタイヤ交換を安く済ませる方法


ハイエースのオイル交換に関連するおすすめ記事

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まとめ|ハイエースのオイル交換は“早め・適正量・正しい粘度”が長持ちのコツ

ハイエースは商用車としても人気で、重い荷物や長距離走行が多いため、
エンジンオイルの管理が車の寿命に直結します。

この記事のポイントをまとめると:

  • 交換時期はガソリン5,000km / ディーゼル7,500kmが目安
  • 1TRのオイル量は年式で「5.0L前後 / 5.3L前後」に分かれる
  • ガソリン:0W-20 or 5W-30
  • ディーゼル:DL-1(0W-30 / 5W-30)
  • DIYでも交換可能(ジャッキ不要)
  • フィルターはオイル2回につき1回が目安

特にハイエースは“重い・走る・アイドリング時間が長い”という特性上、
早めの交換が一番安心です。

エンジンの調子が良くなり、燃費や静粛性も改善するので、
ぜひあなたのハイエースでも定期的な交換を心がけてみてください。

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