ハイエースのオーバーフェンダーは車検に通る?失敗しない選び方とダウンルック効果をやさしく解説

ハイエースにオーバーフェンダーをつけると、とてもかっこよく見えます。

ですが、ネットで安く購入しようとすると「どれが車検に通るのか分からない」。

さらに、車検対応と書かれている商品を買ったのに、ディーラーで「これは通りません」と言われてしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、ハイエースに取り付け可能な車検対応オーバーフェンダーの正しい選び方を分かりやすくまとめました。

法律(保安基準)に合格するための条件や、人気商品の特徴まで丁寧に解説しています。

最後まで読んでいただくと、あなたに最適なオーバーフェンダーが選べるようになります。

ハイエースにオーバーフェンダーは必要?どんな役割がある?

オーバーフェンダーには大きく3つの役割があります。

  • タイヤからの石や泥はねを防ぐ役割。
  • タイヤが周囲の人に接触するのを防ぐ安全面の役割。
  • タイヤのはみ出し対策(ドレスアップも含む)。

そしてハイエース特有のメリットとして、車高を低く見せる “ダウンルック効果” があります。

ハイエースは元々商用車で、タイヤとフェンダーの隙間が約10cm以上あります。

たとえローダウンブロックで車高を下げても、隙間の大きさが乗用車より目立ち、ドレスアップ目線だと「あと少し低く見せたい」という需要が生まれます。

そこで効果的なのがダウンルックオーバーフェンダーです。

フェンダーラインが下方向へ伸びて見える設計なので、横から見たときに20mm前後、車高が低く見える視覚効果があります。

ハイエースのオーバーフェンダーが車検に合格する条件とは?

オーバーフェンダーを車検に通すためには、大きく2つの条件を満たす必要があります。

① オーバーフェンダーの幅が「片側10mm以内」であること

自動車の保安基準では、クルマの幅を変更できる範囲が決まっています。

幅20mm以内(片側10mm以内)であれば、構造変更なしで車検に通すことができます。

逆に、10mm以上のオーバーフェンダーを取り付けてしまうと…

  • 構造変更が必要。
  • 4ナンバー基準(幅1700mm以内)から外れる可能性がある。
  • 1ナンバー化のリスク。

1ナンバーになると、保険料の値上がりやETC料金増加など、ランニングコストが高くなるため注意が必要です。

② 工具を使った「固定された取付方法」であること

オーバーフェンダーは走行中に外れると非常に危険です。

そのため車検では、両面テープだけで貼ってあるものは不合格になるケースが多いです。

車検に通すためには以下のような取り付けが必須です。

  • ビス止め。
  • タッピングネジ固定。
  • イモネジ固定。

両面テープは補助的に使う程度で、「手でめくって外れるか?」が判断基準になります。

外れそうな強度では車検NGです。

10mm以上のオーバーフェンダーを付けたい場合はどうする?

「もっとワイドにしたい」という理由で、10mm以上のオーバーフェンダーを取り付けたい方もいます。

ですが、その場合は構造変更(幅の変更)が必要になります。

特に注意したいのは、標準ボディのハイエースは幅1700mm以内でないと4ナンバーが維持できない点です。

20mm以上のオーバーフェンダーをつけると幅が1700mmを超えるため、1ナンバー化する可能性があります。

1ナンバー化のデメリットは以下の通りです。

  • 自動車保険料が高い。
  • ETC料金が高くなる。
  • 税金区分が変わる場合がある。

ワイドボディのハイエースは元々1ナンバーのため幅の記載変更のみで済みますが、標準ボディの場合は要注意です。

また、オーバーフェンダーの厚みが増えると、スライドドアが干渉して開かなくなる問題も発生することがあります。

ハイエースのオーバーフェンダー 車検対応のおすすめ商品

ここでは実際に人気の高い「車検対応オーバーフェンダー」を紹介します。

出幅・品質・取付方法・価格のバランスが良い製品を厳選しています。

① CRS製 ESリーガルフェンダー|出幅6mmの完全合法モデル

ハイエース専門店として有名なCRSが製造している「ESリーガルフェンダー」。

名前の通り車検完全対応で、出幅は安心の6mm。

さらに「ダウンルック量約20mm」で、フェンダーとタイヤの隙間が狭く見えるため、ローダウン風の見た目が作れます。

取り付け方法

  • 両面テープ。
  • イモネジ・タッピングネジ。

ビス止めも可能なため車検も安心で、フィッティングが良いのが特徴です。

価格:塗装費込み 69,300円(200系全型式対応)

デメリットは「やや高額」である点ですが、品質・見た目・車検対応の3つがそろっている鉄板商品です。

インタネットでは車検対応と謳っている商品でもビス止め固定できなかったり、片側10ミリ以上、成型が悪く取り付けると歪んでいて
隙間が出来てしまう、もしくは自身での取り付けの際、加工が必要などいろいろと問題がある事が多いです。

高いですがハイエース専門のカスタムショップが販売しているESリーガルフェンダーは絶対おすすめです。

 

ローダウンしすぎたくない方へ:控えめローダウン+オーバーフェンダーが最強です

ローダウンは見た目が良くなる反面、乗り心地の悪化や下回り接触のリスクがあります。

ではどうすれば“かっこよく低く見せつつ、安全に乗れるのか?”

その答えが、控えめローダウン+ダウンルックオーバーフェンダーです。

この組み合わせには次のメリットがあります。

  • 最低地上高90mmを維持しやすい。
  • 乗り心地が悪化しにくい。
  • 段差で下回りを擦りにくい。
  • 外観はしっかり“低く見える”。
  • 車検に通りやすい。

筆者としても、これがもっともバランスの良いカスタムだと感じています。

普段使いのハイエースで無理なく楽しめる上、見た目の満足度も高いのがポイントです。

車検対応オーバーフェンダーを選ぶときの注意点

購入前に、次のポイントは必ず確認しておきましょう。

  • 片側10mm以内の出幅か?(車検対応の基本)
  • ビス・ネジでしっかり固定できる設計か?
  • スライドドアに干渉しないか?
  • タイヤの外径やホイールオフセットと相性が良いか?

スライドドア干渉は意外と見落としがちなポイントで、特に標準ボディの場合は注意が必要です。

まとめ|車検対応オーバーフェンダーを選べば安心してハイエースをカスタムできます

ハイエースのオーバーフェンダーは見た目が大きく変わる人気のカスタムです。

ですが、車検対応でないものを選んでしまうと、あとで取り外しや構造変更が必要になり、余計な手間や費用がかかってしまいます。

この記事で紹介したように、
・出幅10mm以内
・工具で固定
・ドア干渉なし
・信頼できるメーカー品

を選べば安心して使用できます。

また、無理にローダウンせずとも、ダウンルック効果のあるオーバーフェンダーなら低く見える理想のスタイルが作れます。

あなたのハイエースにぴったりのオーバーフェンダーが見つかり、楽しいカスタムライフにつながれば嬉しいです。

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