ハイエースはその仕様や改造によって車検期間や費用もまちまちです。
今回は1番多く乗られているハイエースバンの車検についてまとめてみました。
令和5年7月現在最新の金額の案内です。
最後まで読んでもらえれば車検に必要な知識がバッチリ付きますので良かったお付き合いください。
金額だけ分かればいいよ、というお急ぎの方は目次からまとめを読んでみてください。
ハイエースの車検費用の平均金額はいくら?またその内訳を紹介!
ハイエースの種類はナンバープレートで見分ける事が出来ます。
種類は大きく4種類あるんですよ。
1ナンバー | 中型貨物自動車 | ワイド仕様車 | 1年車検 |
4ナンバー | 小型貨物自動車 | 標準ボディ | 1年車検 |
3ナンバー | 普通乗用車 | ワゴン車 | 2年車検 |
8ナンバー | 特殊用途自動車 | キャンピングカー | 2年車検 |
1ナンバーと4ナンバーが俗に言う商業車でハイエースバンと呼ばれています。
車中泊などで荷室スペースのカスタマイズがしやすいので人気がありますね。
今回はハイエースバンの車検の費用についてまとめています。
どんな自動車でもそうですが、まず車検には大きく分けて2つの費用があります。
1つが法定費用、もう1つが整備費用です。
それぞれ詳しく紹介しますね。
ハイエースの車検費用にかかる法定費用
車検の際には幾つかの費用がかかってきます。年度により税率が異なりますので最新のものを確認してください。
1. 自動車重量税
- 車の重さに対して課税される税金で車検の際に支払う必要があります。
費用の一覧
重量 | 金額 |
2トンまで | 16400円 |
2.5トンまで | 20500円 |
あまり2トンを超えることは無いと思いますので1ナンバー.4ナンバーどちらも16400円になるかと思います。
2. 自賠責保険料金
自動車に乗る際に必ず掛けなくてはならない強制的な保険です。
万が一の事故の際に最低限の補償を受けることが出来ます。
ハイエースの場合は最大積載量が2トン以下で12ヶ月加入で16900円となります。
こちらとは別で任意保険がありますね。
事故をした時にしっかりとした補償を受ける為には任意保険もしっかりと加入が必要です。
3. 印紙代
- 印紙代とは新しい車検証の発行や公的機関での検査などの手数料です。
- 一般的に通常の車検であれば1800円です。
- 改造の申請や重さや高さなど車検証の記載と変わるものがあればその分の手数料がプラスになります。
なので法定費用の合計は
自賠責保険料+自動車重量税+印紙代=
16400+16900+1800=35100円
基本的に1ナンバー、4ナンバーともに法定費用は35100円かかります。
ディーラーでもガソリンスタンドでも必ずこの費用はかかります。
ハイエースの車検費用にかかる整備費用
一般的にかかる整備費用には車検基本料金と整備料金とがあります。
車検基本料金は、車検証の更新手続きや検査費用などが含まれています。
ハイエースの場合ディーラーでは点検費用と継続検査手数料と継続代行手数料で大体4~5万位かかります。
この費用にプラスして整備費用が発生します。
エンジンオイル取替やその他、消耗品の取替で日々のメンテナンスの有無によって費用は変わってきます。
初回の車検整備をディーラーでお願いすると法定費用35100円+車検基本料金50000円+整備代オイル取替、ワイパーゴム交換程度で10000円
合計95000円ぐらいの費用になるかと思います。
ハイエースの車検費用に差が出る理由は?ディーラーとガソリンスタンドなど、どこで受けるのがおすすめ?
結論から言うとご自身のニーズにあった所で車検するのがおすすめとなります。
必要な点検と整備をして車検をしてくれる業者は大きく分けて、大手自動車ディーラー、カーショップ、ガソリンスタンドなどがあります。
それぞれメリット、デメリットがありますのでご自身のニーズにあった所で車検を受けましょう。
大まかなメリット、デメリットです。
メリット | デメリット | |
ディーラー | 質の高い整備をしてもらえる。
新しい車の場合メーカー保証でオイル漏れなど無料修理可能 |
費用が高い、予防整備を提案される。 |
カーショップや車検専門店 | ディーラーよりも安い費用で整備してもらえる | 部品交換など追加整備が必要など時間がかかる事がある。 |
スタンド | 付帯サービスで燃料割引サービスや洗車無料などあり | 基本的に整備の質に期待はしづらい |
ガソリンスタンドも質がすごく上がっており、国家二級整備士が在籍していたり、安心して整備をお願いできる所もあります。
車検に出す前には最寄りのスタンドなどいろいろ下調べする事をお勧めします。
最近ではインターネットで車検予約すると色々な割引サービスが受けられる所もあるんですよ。
ハイエースの車検に必要な前準備は何?
ハイエースに限らず必要な書類は以下です。
車検証 | 車検費用 |
自賠責保険証券 | 自動車税納税証明書 |
メンテナンスノート |
ホイールの盗難防止のナットをつけている方はホイールロックアダプターを忘れないようにしてください。
タイヤを取り外す事ができません。
ハイエース特有の事前準備
1、仕切り棒をセットしておく
- ハイエースは貨物車なので仕切り棒が必要になります。
- これは急ブレーキ時に乗車人員スペース荷物がなだれ込んでくるのを防ぐ重要な役割を果たしています。
- ハイエースには運転席、助手席すぐ後ろとセカンドシート後ろに仕切り棒がセット出来るようになっています。
2,荷物は全て下ろしておく
- 車検の時には荷物はすべて降ろしておく必要があります。
- その理由は荷物が載っていると正確な検査が実施できないからです。
- ヘッドライトの光軸やブレーキの制動力の正確な測定ができなくなってしまいます。
荷室のベッドキットや床張りキットは車検時におろすの?
基本的には前述したとおり荷物は降ろす必要があります。
- 荷室に荷物を置いておきたい場合は4ナンバーは50キロ、1ナンバーは100キロまでの範囲でネジなどで固定されていれば車検は通りますが実際に重さが何キロあるのか測定する必要があります。
- ハイエースの場合、荷室の間口が一辺80cm以上必要です。
ベッドなど重さを実際に図れればいいのですがなかなか難しいのが現状です。
苦労して付けた、ベッドキットや床張り加工などを外さずに車検を通す方法が一つあります。
ベッドキットや床張りキットの固定するネジを手で緩められる蛇口のような形状にすると重量に関係なくそのままでも車検に合格することが出来ます。
イメージとしては車体に工具を使わず簡単に脱着することが出来る状態を指します。
ただし間口は一辺80cm確保は変わらず必須です。
自動車の保安基準はあくまで検査官の判断になりますので、陸運支局の判断によってはNGになる可能性もありますので、車検工場に事前に相談しておくことを強くお勧めします。
こちらに詳しくまとめた記事があるので良かったら読んでみてください。
ハイエースの車検費用の相場まとめ
ハイエースの車検には自賠責保険、自動車重量税、印紙代の法定費用が35100円必ずかかります。
プラスして車検業者によりそれぞれ整備費用がかかります。
整備品質 | 整備費用 | |
ディーラー | 非常に高い | 高い |
オートバックス | ↓ | ↓ |
ガソリンスタンド | ↓ | ↓ |
整備の内容にもよりますが基本車検費用が法定費用込みで
ディーラーで9~10万円
オートバックスで7~8万
ガソリンスタンドで5~6万
整備する内容によっても変わりますし、ガソリンスタンドも資格を持った整備士が車検整備をしてくれるとこともありますので一概には何とも言えませんがだいたい上記のイメージです。
出来るのであれば複数個所で見積もりを取り、その見積もりを元にいい条件の所で車検整備をしてもらうのがおすすめです。
その時にただ値段の安さで決めるのではなくて車検を通そうとしているクルマに必要なメンテナンスが含まれているか?
付加価値は申し分ないか?
- ガソリン代が半年間5円引きとかスタンドでよく見ます。
- 数回の点検整備がパックになって安いお得なメンテナンスパックがあります。
- 洗車が無料になります。
などをよく考えてトータルでお得になる所での車検を決めてもらえたらと思います。
それでももっと最低限で安く済ませたい!って場合はユーザー車検を検討してみてください。
費用としては1番安く済ませる事が出来ます。
ただしデメリット等もありますので良かったらユーザー車検についてまとめた記事があるので良かったら読んでみてください。
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