ハイエース換気扇の自作、バックドアへの取り付け方法と必要部品は?

車中泊をした際に窓ガラスの内側が全面曇っていたり、夏場の車内が他の車に比べて異様に熱いと感じたことはありませんか?

それは車内の空気が滞留してしまっているからですね。

それを解消するのにはベンチレーター(換気扇)が必須になってきます。

もう4月でも車の車内は暑くエアコンの出番が増えてきますね。

車内の温度のコントロールが出来るとエアコンを使う頻度も変わってくるので燃費にも貢献してくれます。

バックドアベンチレーター自作で取り付けてみたので良かったら参考にしてもらえたら幸いです。

ハイエース換気扇バックドアに自作、取り付けの必要部品は?

必要部品

部品名 個数 価格 購入先
PC用120㎜ファンモーター 1つ又は2つ    
ワイヤーハーネス 6M巻 618円 ホームセンター
ファン固定用ボルトナット M6 25㎜ボルト 4セット 298円 ホームセンター
オンオフスイッチ 1個 649円 エーモン
ベンチレーターグリル   2800円 トヨタ
プラダン 2枚 110円 100均
アルミテープ   110円 100均
隙間テープ   110円 100均

PC用の120㎜ファンモーター 1個OR2個 左右に取り付ける場合は2個。

ファンモーターについてくる配線だけでは短いので6メートルのワイヤーハーネス

ファンを固定する為のM6 25㎜ボルトナットのセット(モーターの固定に4本必要)

ファンモーターをON.OFFさせる為のスイッチ(エーモン製品などで大丈夫です。)

ベンチレーターグリル トヨタ品番 87125-95J08-C0を購入 

トヨタのディーラーもしくは、トヨタ部品共販で購入、たしか2800円ぐらい。

プラスチックダンボール、アルミテープ。

隙間テープ(バックドア内部の空気の清流の為の仕切りに使用)

タッチアップペイント

必要な工具

ドライバー、ヤスリ、ハサミ、配線通し、ニッパー、ジグソー、クリップリムーバー

ハイエース換気扇バックドアに自作、加工方法

バックドアの内張り外します。

バックドアハンドルのプラスネジを外しハンドルを外す

バックドア開閉用ベルトのネジ外しベルト取り外す

バックドア内張外し(クリップで止まっているのでリムーバーで外すと取りやすい)

ファンモーター穴あけ加工

穴あけの位置はバックドアを室内から見た時に右下の方に開ける形となります。

カットする場所の内側がファンを収納できるスペースがあるか確認しておく必要があります。

120πのホルソーがあるとファンモーターの穴あけは楽にできると思います。

そんなに大きいホルソーの持ち合わせがなかったのでまず穴あけ位置に円を描きます。

円状の一か所に8πのドリルで穴を開ける。

ドリルで穴を開けた所から電動ジグソーで円状にカットする。

カットしたら切り込み部はヤスリがけしてバリを取りタッチペンで錆止めする。

このさび止めの作業は忘れずに必ずやってください!

錆の発生する可能性があります。

ベンチレーターグリル穴あけ

位置的にはバックドアの下部に取り付けをします。

穴あけ位置を決める為、ベンチレーターグリルの取付部を画用紙に型紙を取る

型紙を実際にバックドアに当ててみる。

場所によっては鉄板パネルが2枚重なっているよ、カットしにくいので避けてね。

ドリルで一ヶ所穴を開けてホルソーで型紙通りにカットする。

クォータベンチレーターパネルをねじ止めする穴を2箇所ドリルにて穴あけする。

カットした所をヤスリがけしてタッチペンで錆止め加工する。

リヤゲート内部にプラダンを使って車内の空気を清流

そのままファンモーターを付けて完了でもいいのですがせっかく付けたのであれば性能をMAX引き出したいので空気を流れやすくしてあげます。

ベンチレーターの効果をめいいっぱい発揮してもらう為には車内の空気の流れを作ってあげないといけません。

ファンモーターでバックドアに空気を吸い込んでもバックドアの中でその空気が対流してしまっては意味がないのです。

ファンモーターで吸い込んだ空気をベンチレーターグリルを通過して車外に排出しやすいように加工処理します。

やり方としてはファンモーターが取り付けられる穴からバックドアベンチレーターグリルまで空気が漏れ出さないようにプラダンで隙間をなくして空気が車外に排出しやすくしてあげます。

バックドア内部の厚みザックリ600ミリほどにプラダンをカットします。

ファンモーター取り付け部からベンチレーターグリルまでプラダンで仕切りアルミテープで固定します。

PC用ファンモーターをリヤゲートに取り付け加工

筆者のハイエースは左後ろの棚にサブバッテリーを搭載しています。

電源コントロールパネルもサブバッテリー付近に付けてあるのでバックドアから電源コントロールパネルまで電源の配線を引き込みます。

一番、大変になってくるのがバックドアから車両本体までの引き込みが大変です。

純正のリヤランプなどの配線はバックドアを開けた上部にジャバラのホースの中を配線が通っています。

PCファンモーターの配線もこちらのジャバラのホースの中を通して車両側へ配線を引き込みます。

できれば配線ガイドキットなるものがオートバックスなどで売っているのでそちらを使って配線を取り廻すのがベターとなります。

配線を引き込みファンモーターの電源を取り廻したらいよいよファンモーターの取り付けです。

こちらも取り付けの際に隙間が空いていると換気効率が悪くなってしまうので隙間テープを使いファンモーター取り付け部に張り合わせます。

ファンモーターの回転する向きを気を付けながらファンモーターをバックドアに固定します。

筆者のハイエースはファンモーターの向きを間違えてつけて作動させたら車内に空気が吸い込まれてたのです・・・。

また元に戻すのは大変でした!ファンモーターを付ける際には一度、仮に固定してファンを回して確認することをお勧めします。

ハイエース換気扇バックドアに自作、取り付け方法と必要部品のまとめ

ベンチレーターの設置場所は断然、バックドアへの取り付けがスタイリッシュでおすすめです。

プロの業者さんに取り付けをお願いすれば5~8万くらいかかってしまいます。

取り付けは大変ですが自作であれば費用を抑えることができます。

専用工具があれば1万円もあれば取り付けも可能です。

バックドアに穴を開けるのでDIYのレベルとしては難易度が高いと思います。

が取り付けた効果はだいぶ高いと思います。

ベンチレーターの種類やお勧めする理由はプロの取り付けメーカーなどの情報はこちらの記事にまとめてあるので良かったら見てください。

ハイエースにベンチレーター自作!取り付け場所とその効果は?
ハイエースの車内換気、気になりませんか?筆者の場合、夏場にクルマに乗り込んだ時に乗用車に比べて車内の温度が熱く感じます。ハイエースは荷室スペースが広いから車内に熱気がこもってしまうんですかね?あとは車内で料理をした時の換気や夏場の車中泊など...

車中泊時にファンモーターの作動音が気になるかと思っていましたが筆者の付けたモーターは全然音が気になりませんでした。

なおバックドアパネルに穴を開けることになるのでクルマの売却時には査定が下がってしまう可能性もあります。

取り付ける際には自己責任にてお願いいたします。

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